院長の想い

スタッフ一同、「身内だったらどうしてほしいか」を想定して患者さんに接するよう努めています。特に、目の健康は日常生活に欠かせないものなので、患者さんの不安が少しでも和らぐよう心がけています。

そのため、患者さんの病状だけでなく、病気の性質や一般的な経過を丁寧に説明して、ご要望も伺いながら一緒に治療方法を検討するようにしています。当院ではスタンダードな治療法が主になりますが、他の治療法もご案内して、希望があれば対応可能な病院を紹介します。

また、白内障は当院でも手術に対応しています。術前にメリットとリスクをしっかりと説明し、リスクが高い方や通院による手術が困難な方などは、連携先の病院をご紹介します。なお、手術は病院で、術後のフォローは通い慣れた当院で、といったご要望にもお応えしています。

私が医師の道を進んだのは、祖父がここで眼科の開業医をしていた影響が大きいと思います。ちょっとした目のトラブルから、白内障の手術などまで、眼科領域を幅広く診ています。個人的には子どもが好きなので、怖がらせないように対話を楽しみながら診療するのも得意としています。

勤務医時代のことですが、大きな病院では、病気を治療することが優先されてしまい、患者さんそれぞれの事情への配慮が少ないのではないかと感じることもありました。検査を淡々と進めていくなか、経済的な事情から自己判断で通院をやめてしまい、次に来院されたときには病状がかなり進んでしまっている事例もありました。

そこで、どのような患者さんに対しても、その方の生活背景などに寄り添った治療法を提案できる医院を目指そうと思い、今に至ります。

ささいなお悩みでも気軽に頼っていただける「やさしい先生」でありたいと願っています。そのため、患者さんとのコミュニケーションを大切にし、それぞれの生活背景なども親身に伺うなかで、何をしてほしいのかを察しながら診療にあたりたいと思っています。

治療によって症状が落ちついてきて、元気な笑顔を見せていただけることが医師として何よりの喜びです。この地域の開業医として、近隣の病院ともしっかりと連携しながら、来院された患者さん一人ひとりを、末長くサポートさせていただきたいと願っています。